2017年9月15日~17日SGRAふくしまスタディツアー
9月15日(金)晴れ 20℃
10時50分、渥美国際交流財団SGRAふくしまスタディツアーのみなさんが福島駅に到着。(この日は北朝鮮ミサイル発射の影響で鉄道各線が遅れ)このツアーは2012年から毎年行われ、今回で6回目。レンタカー2台に分乗して佐須に向けて出発。途中、掛田のファンズで食材を「大量に」購入して飯舘事務所へ。昼食を食べながら宗夫さんのイントロダクションを聞き、すぐに視察に出発。
最初に村役場に寄り、(たまたま居合わせた)総務課の愛澤課長より、避難指示解除後の村の様子について説明していただいた。旧飯樋小学校の前を通り、比曽に入ると農地の真ん中に緑のシートに覆われた台形の山が並ぶ光景が広がる。長泥との境に設けられたゲート前で下車すると、各自、線量計の数値を確認。
岩部ダム脇を通り松塚へ。高橋日出夫さんのハウスに寄ると、出荷を間近に控えて忙しい中、避難中のこと、ハウスのこと、育てている花のことなどを丁寧に話してくださった。さらには、おみやげにトルコキキョウと大きなカボチャまでいただいた。
佐須で荷物をとって、霊山センターに移動。すぐに夕食の準備を開始。各自持ち込んだスパイスをふんだんに使ってのお国自慢料理が次々と出来上がった。
「日本人はせっかち」などと言われることもあるが、留学生のみなさんはとても手際がよく、日本人の方がのんびりしているように見えるほどだった。
9月16日(土)曇り18℃
前日の残りもあって、朝からお腹いっぱい食べて霊山センターを出発。最初に旧佐須小学校を見学。草刈りの準備をしていた永徳さんに急きょお願いして、学校が地域にとって大切な場所であることなどお話しいただいた。続いて山津見神社へ移動したところ、偶然菅野典雄村長に会いお話を伺う。(東京からの来客を迎えるために待っているところでした)
天井絵を見てから道の駅に寄って小宮へ移動。金一さんの姿が見えなかったのでそのまま裏のサクラ植樹エリアと遊歩道を一回りすると、金一さんも草刈りから戻ったところで、早速マキバノハナゾノや花への思いについて語ってもらい、お昼過ぎに出発。
事務所で遅めのお弁当を食べ、続いて農作業。もと牧舎のあった場所に、牧場から運んだ土を盛ってあり、そこに畝を作って大根の種まき。11月には収穫見込み。
霊山センターに戻り、すぐに夕食の準備。昨日と同じく各国の料理が並ぶ。この日は村の方やすぐ近所の東玉野地区の方などを招いての大交流会。多すぎるように見えた料理もどんどん減っていき、10時近くまで盛り上がった。
9月17日(日) 曇り15℃
この日も昨日の残りなどで豪華な朝食。最終日なので掃除や片づけを念入りにやってから佐須へ。
事務所2階で、宗夫さんの講義と質疑。もう一度訪れることを約束して昼には飯舘を出発して福島駅へと向かった。