四季報

現地活動”春夏秋冬”

ふくしま再生の会は、現在八つのチーム・プロジェクトで活動しています。それぞれの活動の目的や内容と、次の四半期の活動予定をまとめ、「四季報;現地活動“春夏秋冬”」としてWebサイトコラムとして掲示しました。ふくしま再生の会の現地の活動を継続して紹介するために、このコラムを四半期毎にアップディトしますので、ご覧ください。

各チーム・プロジェクトの活動にご質問のある方、”試しに参加してみようかな”と思われた方、下記のふくしま再生の会事務局へ、メールでご連絡ください。
ふくしま再生の会事務局; desk@fukushima-saisei.jp

チーム・プロジェクト 各チーム・プロジェクトの
目的と活動内容
夏季(7〜9月)の活動予定
 アートによる村興し 人間は自然の一部であり自然の中で命をつないでいます。こうした考えに共感するアーティストが村内で村の方々と協働して制作するプロジェクトを手掛けてきました。これまでにアートディレクターの北川フラム氏の推薦を受けた長谷川仁氏、松田重仁氏、酒百宏一氏がそれぞれ飯舘村の自然を素材に作品を制作し、作品は若者が運営する図図倉庫に展示しています。 ふくしま再生の会の活動の基本にある考え方を目で見て感じていただくための展示を2年の歳月をかけて準備してきました。完成した展示の公開が8月3日から図図倉庫で始まります。展示全体のデザインを中野豪雄さん、空間デザインと施工を佐藤健吾さんの事務所が担当しました。イスナデザインによる宇宙の初めから未来の飯舘村の暮らしをあらわしたタペストリーが図図倉庫の空間に広がっています。壁面を利用して放射性物質についての基本的な図解を設置しました。霧箱、クルックス管、NAI放射線測定器に加えて、土壌測定の結果も展示しています。また飯舘村の立体地図を埋め込んだ大型円形テーブルの設置が完成します。
7月30日に「健やかに暮らせるいいたての会」主催で、酒百宏一さんの「までい花プロジェクト」のワークショップを開催します。
健康医療ケアチーム 医師をはじめとし、医療・看護・介護領域等にかかわる会員と、飯舘村内の医師・訪問看護ステーション・民生児童委員協議会・老人クラブ等とが連携して、高齢者が健やかに暮らせるお手伝いをしています。(毎月1回月初の週末に活動) 2024年3月、飯舘村に村民だけでなく村の暮らしに関心のある村外の方々も参加する「健康に暮らせるいいたての会」が設立されました。これからは「健康のつどい」は「健康に暮らせるいいたての会」と連携して、高齢の方々へのお手伝いだけでなく、村民のみなさまの暮らしを一緒に考えて、もっと幅のある活動をも視野に入れて活動していきます。会の催しはこれまでと変わりなく村の施設を会場に毎月一回開催します。7月8日(いちばん館 終了)8月4日(ふれ愛館)、9月1日(ふれ愛館)、10月6日(きこり)、11月8日(いちばん館)
サークルまでい 東京大学農学部(東京都文京区)の復興支援室(サークル室)で、飯舘村から送られてくる種々のサンプルを、放射能測定の為に調製しています。(測定サンプルがある場合;毎週火曜日) (定期の活動計画はありませんが、左記の通り依頼に応じて放射能測定のサンプル調整を、火曜日にします。)
里山再生活動 里山の土壌や樹木の放射能汚染を調査し、雑木林の除染・植樹など実施して、里山の再生活動を行っています。(毎月1~2回週末に活動) ツツジ花壇を巡る歩道は半分できました。残りを秋までに完成します。
オオナルコユリなどの山菜120本を、佐須の雑木林に植えました。(6/29)
7月20日には、新しいシイタケ・ナメコの榾木を、雑木林に組み置きます。
スマート農業の試験研究 IoTを活用した農林畜産農家の支援をしています。(毎月2~3回週末に活動) 学生と大学の卒論・修論研究として実施しているのでボランティアでお手伝い頂く作業は特にありませんが、通信・アンテナ関係のプロの方の参加やアドバイスがあればありがたいです。
モニタリングチーム 放射線量や放射能濃度の測定を通じて、農林畜産農家と住民の支援をしています。(不定期) (定期の活動計画はありませんが、放射線計測・放射能測定の技術をお持ちの方、もしくは今後習得して計測支援活動を継続的に実施できる方の参加をお待ちしています。)
野草班チーム 原発事故後の2012年から、冬場を除き、毎月飯館村へ一泊または二泊で通い、コケやキノコや野草類の放射線量を測定しています。ここ数年は、飯館村の自然を宣伝するために、季節の花や景色の撮影も積極的に行っています。  夏季の間に3~4回飯館村に通い、野草(主として苔)の放射線量の継続測定を行うと同時に、村内に咲く樹木や野草の花たちの写真を撮り、飯館村の美しい自然の紹介に役立てる活動をします。
ワイン用ブドウ栽培 飯舘村佐須に三つのブドウ畑を拓いて、美味しいワイン造りを目指し、現在約540本のブドウを栽培しています。(毎月2~3回週末に活動) 今春から良い天気に恵まれ、ブドウの育ちも早く、新梢に付いたブドウの房が目立ってきました。夏を迎え、芽欠き・誘引・摘心と摘房と、畑作業に追われています。
昨秋に収穫したブドウで醸造したワインもできあがり、試飲が出来ます。(味は日進月歩で、確実に良くなっていますヨ。)

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