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若者の力、シニアの経験を世界の被災地「ふくしま」へ
広葉樹林の落ち葉を除去して除去前の線量との比較を行った。
本サイトの活動報告で繰り返し触れてきたように、広葉樹林では落ち葉からの放射線が強い。そこで、落ち葉を除去することによってどれぐらい線量を下げられるかを確認するのが本実験の目的である。
【方法】
広葉樹林の中に20m四方の正方形の区域を設定し、
広葉樹林の落ち葉除去効果(PDF 1.7MB)
(構成:小川)
前回は広葉樹林の除染実験を行ったが、今回は針葉樹林の除染実験を行った。
針葉樹林(飯舘村ではおもにスギとヒノキ)では季節的な落葉はないので、3月15日に放射性物質を含む雨が降った際にも、現在と同様に葉が繁った状態であった。
このため、汚染物質の一部は現在も繁っている葉や樹皮に付着し、一部は地面に吸収されていると考えられる。
針葉樹林では、季節的な落葉はないものの、まったく葉が落ちないわけではなく、下枝の光の当たらない部分から落葉し、地面に積もった状態になっている。
そのため、針葉樹林においても広葉樹林と同様に下に積もった葉を除去することにより空間線量を落とせるのではないかと期待される。
緩斜面にヒノキが植林された山林を実験場として選び、前回と同様に20m四方の正方形の落ち葉を除去して、13点において除染前後の線量を記録した。
また、針葉樹林においては、今も樹上の葉が汚染されていると推測されるので、木に上って線量を測定した。
除去した落ち葉は土嚢袋25個となった。袋の表面における線量は約10μSv/hと高いので、これらは住居から離れ、コンクリートで遮蔽された状態になっている堆肥小屋(屋根付き)に一時保管する。
除染レポート:針葉樹林除染前後の線量比較(PDF 34KB)
「おくちゃんさんの日記」(閲覧にはmixiのIDが必要です)
午後2時30分佐須着 田尾ほか2名。
課題
(報告:田尾)
10:00出発。深谷地区あいの沢分岐から、大谷地・明神岳へ向かう。
大谷地上部4差路に車置く。徒歩で西へ草が生い茂る林道を約500m歩く。
林道終点から踏み跡を約200m登って、鞍部に到着。踏み跡はないがまっすぐ下ると菅田に達すると思われる。この鞍部から右の尾根を登る。約200m登って明神岳の大石と三角点に到着(これは明神岳の手前のピークだったかもしれない)。
林道入り口 アスファルト道路 20~30μSv/h(ホットスポット)
林道谷沿い 6.8μSv/h
明神岳頂上 8.0μSv/h
明神岳頂上直下 β線計測器で
掻き出した落ち葉 1000cpm
落ち葉を取った地面 200cpm
明らかに、落ち葉にセシウムが付着している。
(報告:田尾)
(報告:田尾)