ふくしま再生の会

7月12日 報告：伊井一夫

●シニア放射能測定隊、測定サンプル数1000を突破

つくばの研究所の協力をうけて進めてきた、NaIシンチレーターによるサンプル測定数が、2012年7月5日に1000サンプルを突破した。
飯舘村の再生のためには除染が必須であり、会では田車除染を始めいろいろな除染活動を試行してきた。除染法を考え、またその効果を評価するには、正確な汚染状況の把握と試行前後の土壌等のCs放射能の測定が必須。
会による除染試行の進展につれて、測定サンプル数もうなぎのぼりに増えてきた。測定数増加に対応するために、今年２月末にシニア測定隊（現隊員：宇野、伊井）が結成されて体制が強化された。その後順調に測定サンプルの増加をこなし、ついにこの日、測定サンプル数が1000を突破した。

シニア測定隊は、通常のサンプル測定をこなすとともに、

1. すべての農地のCs汚染測定を可能にするために、現地でCs汚染の測定がすぐにできる簡易測定法の開発
2. 農産物の低レベルCs放射能の測定を可能にするために、高感度のNaIシンチレーター測定システムの開発

など新技術の開発をつくばの研究所の協力のもとに、進めている。飯舘村、そしてふくしまの再生に役立つことを願って。